1−6 氷の神霊気法
飛雪剣(スノー・ダーツ) 分類:基礎気法 斬撃系気法
氷の神霊気法の中では最も初級に分類される気法。
掌に収束させた氷の神霊気を、雪の結晶を模した飛翔刃と化して放つ気法。
この氷刃は小ささの割に斬れ味は鋭く、斬撃と共に相手の体内に冷気を送り込む。
斬氷刃(アイス・カッター) 分類:基礎気法 斬撃系気法
飛雪剣(スノー・ダーツ)と同じく氷の基礎神霊気法に属する気法。
氷の神霊気を氷刃と化す点は飛雪剣(スノー・ダーツ)と似通っている。
異なる点は飛翔刃として撃つのではなく、気刃として直接この氷刃で斬り付ける点である。
直接斬り付ける為、威力が飛雪剣(スノー・ダーツ)に比べて上がっている。
凍冷糸(フリーズ・スレッド) 分類:初級気法 斬撃系気法
掌に収束させた氷の神霊気を、糸状の刃として放つ気法。
この糸状の刃は行使者の意思で斬れ味を自由に調節する事ができる。
そのまま斬撃系気法としても、また捕縛系気法としても使える。
捕縛系気法として使った場合は、冷気によるダメージをじわじわと与えていく。
空冷域(コールド・エアロ) 分類:初級気法 爆撃系気法
行使者の任意空間の空気に氷の神霊気で干渉し、一気に空気の温度を下げる気法。
一撃必殺の威力は無いものの、確実にダメージを与える事が出来る為、多用される事の多い気法である。
凍撃蒼波(フリーズ・ブラスト) 分類:中級気法 衝撃系気法
掌に収束させた氷の神霊気を、蒼く輝く凍気の波動として射出する気法。
この波動はかなりの凍結力を誇っており、小さな岩程度なら簡単に氷付けにする事ができる。
裂散氷弾(アイス・ショットガン) 分類:中級気法 爆撃系気法
掌に収束させた氷の神霊気を、一抱えほどの大きさの氷の球体として放つ気法。
この氷の球体はある程度飛行した後に自壊して、前方広範囲に氷の飛礫と凍気の衝撃波を撒き散らす。
飛散した氷の飛礫の破砕力はかなりのもので、レンガ壁程度なら簡単に粉々に出来る。
加えて凍気の衝撃波も同時に放たれるため、総じてダメージは大きくなる。
一見すると衝撃系気法のような印象を受けるが、爆撃系気法に分類されている。
冷氷鏡反(アイス・ミラー) 分類:守付気法 結界気法
氷の神霊気を鏡状の結界と化して、行使者の正面に展開させる気法。
この結界に接触した飛来物はそっくりそのまま放った本人に返す事が可能。
実体物、非実体物問わずに撥ね返す事が出来るが、防御性能はあまり高くない。
雪纏法(スノー・ウェポン) 分類:守付気法 付与気法
氷の神霊気を武器に纏わせ、一時的に氷の属性を持たせる気法。
この気法をかけられた武器は振り回すたびに雪と霜を生み出す。
氷落斬砕刃(アイシクル・ドリル) 分類:上級気法 斬撃系気法
氷の神霊気を標的の頭上に収束させ、大量の氷柱として標的の頭上に落とす気法。
このツララは落ちる際に回転が加えられているため、より標的に突き刺さりやすくなっている。
標的に突き刺さった後もこの回転は止まず、標的の傷をより深く抉っていく。
蒼冷凍結弾(フリーズ・シュート) 分類:上級気法 衝撃系気法
凍撃蒼波(フリーズ・ブラスト)の気法形態を変化させ、強化した気法。
こちらは凍気を圧縮した複数発の凍気弾として放つ気法。
何かに着弾した瞬間、一気に凝縮された凍気が解き放たれ、着弾したものは瞬間的に氷付けになる。
氷刃凍牙(アイシクル・ファング) 分類:新星気法 斬撃系気法
掌に収束させた氷の神霊気を、二本の槍状の凍気刃として放つ気法。
放たれた凍気刃は上下から標的に喰らい付き、突き刺さった箇所から凍気を標的内部に注入し、粉砕する。
凍気刃が標的に突き刺さる様子が、獣の牙の如き印象からこの名が付けられた。
現在の氷の神霊選択者である、ミント・ルティオスが創造した気法。
零河氷吹雪(フリージング・ゼロ) 分類:証の気法 爆撃系気法
氷の神霊気で周囲空間の空気に干渉し、その空間を絶対零度の吹雪として解き放つ気法。
解き放たれた吹雪は、氷刃や氷の飛礫を撒き散らしながら徐々に効果範囲を広げていく。
この吹雪に巻き込まれたものは瞬間的に氷付けにされ、さらに飛び交う氷刃や氷の飛礫によって粉々に砕かれてしまう。
この気法は氷の証の気法(プラーナ・オブ・プルーフ)である為、氷の神霊選択者にしか扱えない。