1−3 炎の神霊気法

 炎烈弾(フレア・ファランクス) 分類:基礎気法 衝撃系気法
炎の神霊気法では最も基礎となる気法で、炎の神霊気を数発の小さな炎弾にして放つ気法。
この炎弾は一発一発の威力は低いが、それぞれの弾が別々に標的を追尾するようになっている。
そのため、ほぼ確実に標的にダメージを与えられる。

 飛炎散(ファイア・バルカン) 分類:基礎気法 衝撃系気法
炎烈弾(フレア・ファランクス)と同じく炎の基礎神霊気法で、炎弾を複数発、広範囲に射出する気法。
この気法で放たれる炎弾は炎烈弾(フレア・ファランクス)と違って追尾能力はない。
その代わりに一発一発の威力は高められている。

 爆火球(フレイム・ボール) 分類:初級気法 爆撃系気法
炎の神霊気を10センチほどの大きさの火球にして放つ気法。
この火球は何かに接触するか、行使者の任意地点で自由に炸裂させられる。
炸裂した火球は爆風と炎とを周囲空間に撒き散らす。
この時の爆風は、指向性や威力をある程度術者の意思でコントロールできるので、非常に使い勝手がいい。

 炎咆波(フレイム・ブラス) 分類:初級気法 衝撃系気法
炎の神霊気を掌に収束させ、高温の炎として噴出させる気法。
この気法によって生み出された炎は、何かに触れるとその触れたものに絡み付く性質を持っている。
もちろん、この炎に絡みつかれたものは炎によるダメージを受け続ける。

 煉獄炎波(メギド・ウェイヴ) 分類:中級気法 衝撃系気法
術者周囲の地面に炎の神霊気を這わせ、その一帯を溶岩の吹き溜まりと化す気法。
威力はかなり高いが、効果影響範囲が広すぎるという欠点を持つ。

 炎槍天破(フレイム・パイク) 分類:中級気法 斬撃系気法
術者の足元に炎の神霊気を集中させてその神霊気を足がかりにし、その地点から溶岩の槍を噴出させる気法。
煉獄炎波(メギド・ウェイヴ)のような欠点がないため扱い易く、威力もそれなりに高い。
しかし、術の系統のため、仕方のないことだが、効果範囲は狭められている。

 炎舞翼(フレア・フェザー) 分類:守付気法 結界気法
炎の神霊気で大量の火の羽毛を作り、それを周囲に展開させることで結界を作り出す気法。
この時、羽毛を展開させる範囲を術者の意思によって自由に変える事が出来る。
そのため、効果範囲の調節や結界の多重化なども容易に行う事が可能なため、使い勝手はかなりいい。

 炎纏法(ファイア・ウェポン) 分類:守付気法 付与気法
炎の神霊気を武器に纏わせ、一時的に炎の属性を持たせる気法。
この気法をかけられた武器は振り回すたびに火の粉を巻き上げる。

 陽炎朧熱陣(ヒート・ウェイヴ) 分類:上級気法 爆撃系気法
術者の任意一定空間の炎の神霊気に干渉してその地点の気温を急上昇させ、その際に発する陽炎で攻撃する気法。
陽炎のみならず、その高温も加えた二重のダメージも与える。
また、この術の効果範囲に居るものは陽炎による視覚幻惑効果を同時に齎されることになる。
そのため、補助的な役割で使われることも多い。

 轟魔爆炎砲(ブラスト・フレア) 分類:上級気法 爆撃系気法
炎の神霊気を超圧縮した、直径30センチほどの赤白い火球を投げ放つ気法。
この火球は何かに接触した瞬間に爆発的な勢いで爆炎と爆風を拡げる点は爆火球(フレイム・ボール)と同じである。
ただ、この気法はそれに止まらず、この気法の作用した周囲空間の空間爆砕をも惹き起こしてさらに効果範囲を拡大する。
しかし、この火球は爆火球(フレイム・ボール)のそれとは異なり、何かに接触しない限り炸裂することがないのが欠点。

 流星降炎(メテオ・フレイム) 分類:新星気法 衝撃系気法
炎の神霊気を多数の火球に代え、流星が如く天から降り注がせる気法。
この火球一つ一つは爆火球(フレイム・ボール)よりも高い火力を持っている。
だが、爆火球(フレイム・ボール)とは異なり、純粋に火球の衝撃によりダメージを与える気法になっている。
現在の炎の神霊選択者である、コウ・カルマートが創造した気法。

 螺旋蒼滅炎(スパイラル・フレア) 分類:証の気法 衝撃系気法
極限まで集中させ、臨界点状態となった炎の気法を一気に前方に解放し、蒼い炎の帯として放つ気法。
この時、この炎の帯の周囲に螺旋状の紅い炎が纏わりつく所が、この気法の名の由来となっている。
この蒼い炎は捕らえた相手を消し炭すら残さず蒸発させてしまう程の超高温を持っている。
この気法は炎の証の気法(プラーナ・オブ・プルーフ)である為、炎の神霊選択者にしか扱えない。

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