1−4 地の神霊気法

 地石弾(ストーン・ブリット) 分類:基礎気法 衝撃系気法
地の神霊気法では最も基礎となる気法。
地の神霊気で多数の石飛礫を生み出し、それを標的に向けて撃ち放つ気法。
この石飛礫は一見ただの石だが、地の神霊気をコーティングしている為、破壊力はかなり高い。

 降岩衝(ロック・ミサイル) 分類:基礎気法 斬撃系気法
地石弾(ストーン・ブリット)と同じく、地の基礎的な気法である。
標的の頭上に鋭く尖った岩の破片を大量に発生させ、それを標的に降り注がせることにより、標的を斬り刻む。
効果範囲の調節が他の気法に比べてより細かく指定できるので、使い勝手のいい気法になっている。

 地爆衝(グランド・グレア) 分類:初級気法 爆撃系気法
標的の足元の地面に地の神霊気を収束させてそれを地面と共に上方に噴き上げる気法。
地面を噴き上げた際の衝撃波と、噴き上げた地面の破片によってダメージを与える気法である。
用途は若干異なるが、地面を噴き上げた際に発する土煙を目眩ましとして使うことも可能。

 豪砂塵(ダスト・ストーム) 分類:初級気法 衝撃系気法
周囲空間の地の神霊気に干渉し、砂嵐を発生させる気法。
殺傷力は殆ど無いが、砂塵による目潰しなど、相手の行動を妨害するような用途で使われることが多い。

 地錐昇閃(ガイア・ランス) 分類:中級気法 斬撃系気法
術者の任意した一点の地面に地の神霊気を収束させ、その地面を鋭い錐にして隆起させる気法。
この錐は、その発生時の勢いと相まって凄まじい貫通力を誇る。
また、この錐が発生する際、微弱な地震を同時に発生させるので、標的の行動制限しつつ攻撃、といった芸当が可能。

 衝烈震撃(グランド・シェイク) 分類:中級気法 爆撃系気法
掌に収束させた地の神霊気を地面に叩き付け、その箇所を基点に局所的地震を引き起こす気法。
地震とはいっても、その揺れの勢いや範囲は簡単に調節できる為、狙ったもののみを倒壊させる、といった芸当も可能。

 石地壁(アース・ウォール) 分類 守付気法 結界気法
地の神霊気を自分の目の前に展開することで石の壁を発生させる結界気法。
攻撃を防いだ石の壁は砕け、その破片でもってカウンターの様に攻撃をかけることが出来る。
ただ、この特性上、気法の効果持続時間はかなり短いのが欠点。

 地纏法(アース・ウェポン) 分類:守付気法 付与気法
地の神霊気を武器に纏わせ、一時的に地の属性を持たせる気法。
この気法をかけられた武器は振り回すたびに砂を巻き上げる。

 砕地崩衝破(ガイア・クラッシュ) 分類:上級気法 衝撃系気法
衝烈震撃(グランド・シェイク)の強化版ともいえる気法。
さらに強い地震によって地割れを発生させ、その地割れに標的を巻き込んで攻撃する。
この気法は地割れのみならず、地割れによって砕かれた岩の破片も同時に標的に襲い掛かることになる。
そのため、回避が非常に困難になっている。

 大地咆哮衝(アース・ロア) 分類:上級気法 爆撃系気法
地の神霊気を圧縮して行使者の任意空間に停滞させ、それを解放することで地の神霊気の衝撃波を巻き起こす気法。
他の地の神霊気法とは異なり、純粋に気の衝撃波とその爆風を叩き付ける気法になっている。
ちなみに、この気法を発動させると、周囲に大地の唸り声のような音が響く事からこの名が付けられた。

 地帝重圧陣(グラビティ・プレス) 分類:新星気法 爆撃系気法
気法の体系としては、大地咆哮衝(アース・ロア)の変形版といえる気法である。
こちらは、標的の頭上から地面へと降り注ぐように衝撃波の一定の指向性を持たせ、擬似重力として叩き付ける。
元々この世界に存在してる重力も上乗せされたダメージになる為、総じてダメージは高くなる。
現在の地の神霊選択者である、ルキア・フェルマスが創造した気法。

 地神裂斬剣(ガイア・ブレード) 分類:証の気法 斬撃系気法
術者の掌に極限まで収束させた神霊気を、巨大な気の剣として振り翳す気法。
解放された剣は周囲の地の神霊気を吸収しつつその威力をさらに増大させていく。
最終的には、小さな山程度なら平気で一刀両断できる程の威力を持つ。
この気法は地の証の気法(プラーナ・オブ・プルーフ)である為、地の神霊選択者にしか扱えない。

1−3 炎の神霊気法 1−5 雷の神霊気法