留まっている、水

何処へ行くでもなく

静かに佇む

ただ、今いる場所こそが

おのれの在るべき場所なのだと示すように

静かに、佇む

その、静かな水面に

太陽を、雲を、月を、星を写す

自らの身に

さながら鏡の如く…

もう一つの、空が如く…

水は、自らに空を写すことで

空を見守っている

いつまでも、いつまでも

変わらぬ太陽を、雲を、月を、星を

永遠に、変わらぬ空を護り続ける…


  † 案内人作成後の感想 †

  グラストリア属性モチーフの詩、第2弾です。水って言うと、案内人はどうしても「明鏡止水」という言葉が頭から離れないのです。
  …はいそこ、決してGガンの影響ではないぞ!
  まあとにかく「明鏡止水」…鏡の如き静かな水、と言うものをこの詩で俺なりに表現してみました。
  で、そういった水面って、一体何のために滞ってるんだろう、と思ったわけで。
  そのうち、滞ってる→常に上を向いてる→上=空→空を見てる→何のために→空を見守ってる、と言う解釈に行き当たりました。
  そんな中で思いついたのがこの詩です。
  行き当たりバッタリな感じがする点は見逃してくれぃ。(核爆)




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