燃え盛る

燃え盛る

緋色の華の如く、燃え盛る焔

焔の爆ぜる音と共に

火の粉の花弁を夜天へと撒き散らす

舞い上がる火の粉は渦となりて

天に昇りて、雲をも焦がす

いつしか、火炎は緋焔となりて夜天を彩る

その、緋色の華で

その、自らの色で

朱でも、真紅でもない

緋色へと、夜天を染め上げる

その命が燃え続ける限り

その命が燃え尽きるまで

永久に燃え盛る

緋色の、花


  † 案内人作成後の感想 †

  神霊シリーズ第3弾です。今回の題材は炎。
  実は案内人、ずっと以前から炎に関して「炎=花」というイメージを持ち続けていたのです。で、積年のイメージをこの詩にして見ました。
  火を「緋」と語呂にして見たのはちょっとした思い付きです。火炎(かえん)→火炎(ひえん)→緋焔(ひえん)って具合にです。こーいう言葉遊びは大好きじゃ〜♪(核爆)
  赤、紅、朱、緋…全部「赤い色」を示す言葉だけど、案内人は「緋」が一番好きだったりします。
  なんつーか、他の「あか」には無い強さみたいなものを感じるのですよ。
  そんなわけで、何とか炎とこの「緋」と言う言葉をマッチングさせたい、という気持ちからこのタイトルを付けてみました。
  「炎」を「焔」にしたのは…実は単なる思い付きだったりします。(核爆)




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